【終活辞典】ナ行

『野辺送り』　―のべおくり―

野辺送りとは、

ご遺体を火葬場もしくは埋葬地まで運ぶことである

野辺というのは墓地や埋葬そのものを指す言葉になります。

土葬が主流の時代、また墓地に火葬場があった時代には行列を組み、柩を担いで運んでいました。

他にも飾りのようなものや旗類、香炉や位牌など地域によっても違いますが、いろんなものを柩とともに行列を組んで練り歩くというものです。

霊柩車の登場で急速に無くなっていった風習になりますが、今でも名残のようなものが残っていたりします。

出棺する前に３回回ってから出る、というものや、火葬場へ行くときに遠回りでいく、行きと帰りで通る道を変えるといったようなものもその名残です。